唐木元『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ

一時期自分は文章を書けるのではないかと錯覚したこともあったのだが、間違いなくぼくは文章を書くのが苦手だ。 時間がかかるし、書いている間に意図がねじ曲がってしまう。ぼんやりとだが、文章の基礎を学び直す必要を感じていた。先日Twitterでこの本を知って、精神論じゃなくちゃんとメソッドが書かれていることを確認し、今読んでいる本を中断して読んでみることにした。とても読みやすく書かれていたので、買ったその日に読み終えた。

中核は、主眼(テーマ)と骨子(話題)を設定し、順序とどれだけ書くかという重みを決めること。これを紙1枚にまとめたものを構造シートと呼んでいて、その書き方を説明している。

読者に完読させる文章を書くことを目的として設定してはいるが、それ以外の目的であっても充分通用する方法だ。

ここまでが第1章でページ数でいうと全体の4分の1ほど。残りは、重複をさけるとか、「こと」、「もの」を多用しないなど、文章を書く上で基本的な作法や心構えが具体的に書かれている。そういう作法や心構えは重々承知していて文章を書くときは気にしてはいるつもりだったが、実際はかなり疎かにしていた。書こうとしている内容とは別に書きやすい表現が浮かんできてそちらを考えなしに採用してしまっていた。それぞれの作法を守ること以前に、各々の表現を使う理由を意識することが必要なのだ。

本文でも書かれているけど、文章が上達するとそれ以外の仕事全般ができるようになるそうだ。それはすごくよくわかる。思考が整理されるのだ。ぼくなりに実践していきたい。もちろん、この文章もその実践の一環だ。