前置詞

英語同様フランス語も名詞の格変化がないので、前置詞が大活躍します。今回はまずそれら前置詞から代表的なものを紹介しましょう。

à
英語ではatまたはto。(方向)~へ。(場所)~に。(時間)~に。~に対して。~のもの。

例)à Paris(パリへ)、au Japon(日本へ)、à la gare(駅に)、à deux heures(二時に)、au

printemps(春に)、à ma mère(わたしの母に対して)、à moi(わたしのもの)

dans
英語ではin。(場所)~の中に。(時間)~の間に。
de
英語ではofまたはfrom。~の。~から。~のうちで。~についての。
pour
英語ではfor。~に向かって。~のために。(期間)~の間。
avec
英語ではwith。~といっしょに。~を使って。アベックの語源。
par
英語ではbyまたはthrough。~によって。~を通って。~につき。
sans
英語ではwithout。~なしで。例:“Sans toi, mamie”。
vers
英語ではtowardsまたはabout。~の方に。~あたりで。~くらいに。
après
英語ではafter。
avant
英語ではbefore。
en
英語ではinまたはto。この後の名詞は冠詞をとらない。àとの使い分けがかなり微妙。(場所)~に(国名の場合、女性国名または、母音で始まる男性国名に用いる。それ以外はàを用いる)。(時間)~に。~に乗って。~でできた。

例)en France(フランスへ)、en hiver(冬に)、en 2000(2000年に)、en auto(車で)、en

fer(鉄製の)

sur
英語では、on, above。~の上に。~に接して。~について。
sous
英語では、below。~の下に。
près de
正確には副詞ですが、ついでに紹介します。英語ではnear。~の近くに。
autour de
同じく副詞です。英語ではaround。~のまわりに。
après
英語ではafter。~のあとで。
avant
英語ではbefore。~以前。
depuis
英語ではsince。~以来。
devant
英語ではin front of。~の前に。
derrière
英語ではbehind。~のうしろで。

縮約

前置詞+冠詞という組み合わせが一つに単語にまとまることを縮約といいます。縮約は起きるときには必ず起きます。わたしは几帳面なので、すべての単語を省略しないで書きたいということはできません。

  • à le→au
  • à les→aux
  • de le→du
  • de les→des