複合過去

フランス語では一口に過去形といっても、複合過去、半過去、単純過去、大過去、前過去など多くの形があります。それぞれ微妙に意味合いが違うのですが、その中から今回は、もっともよく使われる複合過去を紹介します。

語形

複合過去は過去分詞を使って、次のいずれかの形をとります。複合過去という名前の由来は、助動詞(avoirとまたはêtre)と複合して一つの動詞の役割を果たすところからです。

avoir + 過去分詞
être + 過去分詞

全ての他動詞、ほとんどの自動詞はavoirを使い、場所の移動および生死を表す一部の自動詞と、代名動詞はêtreを使います。

êtreの場合、過去分詞は主語と性・数の一致をします。

J'ai mangé du poisson hier.(わたしは昨日魚を食べた)
Tu as été à Paris?(君はパリにいったことがありますか?)
Elle est née le 12 janvier.(彼女は1月12日に生まれた)
Ils se sont mariés l'autre jour.(彼らは先日結婚した)

用法

活用の形をみてわかるように、複合過去は英語でいうと”have + 過去分詞”という形の現在完了形に似ています。同じように、複合過去は完了(~してしまった)、経験(~したことがある)、継続(~してきた)という意味をもつことができます。これに加えて、英語では現在完了形ではなく過去形を使う、過去のある一点の出来事を表します。

J'ai déjà lu ce livre.(わたしはすでにその本を読んでしまった)→完了
Elle n'a jamais été à Tokyo.(彼女は一度も東京いったことがない)→経験
Nous avons dormi pendent tros jours.(わたしたちは3日間眠り続けた)→継続
Je suis arrivé justement à midi.(わたしはちょうど12時に着いた)→過去の一点

複合過去は口語的過去とも呼ばれ、よく会話で用いられます。