関係代名詞

久しぶりの更新の今回は、関係代名詞。英語でさんざんやったと思います。フランス語も似たようなものです。安心?してください。

先行詞=関係節の主語

Regardez ça voiture.
+
La voiture semble haut.

Regardez ça voiture qui semble haut.(あの高そうな車をごらんなさい)
Hier j'ai rencontré une femme.
+
La femme étais très gentille.

Hier j'ai rencontré une femme qui étais très gentille.(昨日とても親切な女性に会った)

最初の例は先行詞は"voiture"で「もの」、二番目の例は"femme"で「人」。先行詞が関係節の主語にあたる場合は、「もの」、「人」どちらでも関係代名詞は"qui"を使います。英語では「人」の場合は"who"、「もの」の場合は"which"と分かれていましたよね。

先行詞=関係節の直接目的語

C'est la pipe.
+
J'ai connais la pipe.

C'est la pipe que j'ai acheté. (それはわたしが買ったパイプです)
Il est un médecin.
+
Je connais le médecin.

Il est un médecin que je
connais.(彼はわたしの知り合いの医者です)

先行詞が関係節の直接目的語にあたる場合は、「もの」、「人」どちらでも関係代名詞は"que"を使います。

前置詞+関係代名詞

今までは、先行詞が「人」であっても「もの」であっても区別しませんでしたが、前置詞が絡んでくると、区別が必要になってきます。

La garçon est mon fils.
+
Elle marche avec la garçon.

La garçon avec qui elle marche est mon
fils.(彼女がいっしょに歩いている少年はわたしの息子だ)

このように、先行詞が人の場合は、“前置詞 +

qui"という形になります。(ただし前置詞が"dans"または"parmi"の場合は以下に示す"lequel"を使う)

Voila la maison.
+
J'habitais dans la maison.

Voila la maison dans laquelle
j'habitais.(あれがわたしが住んでいた家です)

このように、先行詞がものの場合は"前置詞 + lequel"という形になります。この場合の注意事項は以下の通り。

  • lequel は先行詞の性・数に応じて変化する。
  • 前置詞が”à“または"de"の場合は"lequel”、“lesquels"と縮約して1語になる。

dont

前置詞が"de"の場合、関係代名詞は"de qui"または"duquel”(“de laquelle”、“desquels”、“desquelles”)となるわけですが、実はその代わりに"dont"を使うことができます。

C'est le livre.
+
Je t'ai parlé du livre.

C'est le livre dont je t'ai parlé.(それが君に話していた本です)
( C'est le livre duquel je t'ai parlé. でもよい)