インストールしたソフトウェア ---- はじめてのMacBook(6)

このあたりでいったんまとめということで、MacBook にインストールしたソフトウェアのうちこれまで紹介してこなかったものを自分の備忘録をかねて挙げておきたいと思う。

MacPorts - Mac OS はデフォルトでも UNIX 系の代表的なツールはほとんど使えるようになっているんけど、たまたまそのなかに含まれなかったり、最新のものが使いたかったりすることがある。そういうときにはこの MacPorts というパッケージ管理システムを使えば、検索、ダウンロード、インストール、そしてその後の管理を手軽に行うことができる。なお利用するには Mac OS 付属の開発環境 Xcode が必要なので、DVDROM からインストールしておく必要がある。

Carbon Emacs - emacs というのは UNIX 系 OS の中では大きな勢力を誇るエディターというか開発環境というかある意味小宇宙。これは Carbon という Mac OS の一世代前の API に移植された Emacs だ。軽快に動くし、日本語の表示・入力が設定なしで可能だし、よく使う拡張 elisp が標準で添付されているしで、いうことない。こちらは emacs 22ベースだが、現在開発中の emacs 23 では標準で Mac OS の最新の API Cocoa に対応するらしい。 そちらも楽しみだ。

iTerm - ターミナルソフト。一応挙げてみたが Leopard では 標準添付の Terminal.app が機能拡張されてマルチタブ対応になったり、不具合が解消されたりしているので、今や iTerm の利点はブックマーク機能くらいかもしれない。

macfuse,Macfusion - 似たような名前が二つ続いて紛らわしいが、前者がいろいろなものをファイルシステムとして透過的に扱うためのしくみを提供するフレームワークで、後者がその上に ftp と sftp を実装してインタフェースを提供するソフト。二つ合わせて使うと、ftp や sftp サーバの先がローカルディスクのように扱えるようになって、Finder でファイルを操作したりとか、通常のアプリケーションで読み書きしたりすることができるようになる。究極的に便利。

Growl。こういうアプリケーションのジャンルがあるのを最近になってはじめて知ったのだけど、さまざまな情報をユーザに通知するためのソフトウェアだ。たとえば新着メールの到着とか、今演奏がはじまった音楽とか、ハードウェアからの通知などなど。そんんなの通知されなくてもいいよと思っていたが、インストールしてみると通知されるのがなぜか楽しくて、欠かせないものような気がしてくる。

仕組みとしては、Growl は到着したメッセージを表示するだけで、アプリの方は Growl が理解できる形でメッセージを送ればいい。意外に多くのソフトが、Growl に対応していて驚いた。 Firefox、Thunderbird、Skype, Last.fm、iTerm……。当然といえば当然かもしれないが、逆に Apple 純正のソフトが Growl に対応していないのが驚きだったりもしてくる。そのため、Growl には iTunes、Mail と Growl を連携するためのソフトが一緒についてくる。これらをインストールすると、iTunes でこれから演奏する曲とか、Mail に届いた新着メッセージが Growl で表示されるようになる。twitter のタイムラインを通知してくれるソフトがあまりないのが意外だったが、どういうわけか、ruby のスクリプトで作ったサンプル的なスクリプトがいくつか見つかる。中身をのぞいてみるとそれぞれ一長一短なので、それらをマージして決定版を作りたくなってしまった。