定期券の区間変更について

たまには人の役に立つことを書いておこうと思って、このエントリーを立ち上げた。検索しても不十分な情報がヒットしてしまうので、ぼくのように受け取れるはずの金額を受け取れない人がこれ以上増えるのを防ぐのが目的だ。

以下はJR東日本に関する話だが、ほかの鉄道会社もこれに準ずると思う。

まず、基本的な情報として定期券の区間変更はできない。いったん払い戻して買い直すことになるが、その際優遇処置を受けることができる。詳細はJR東日本:きっぷに関するご案内から引用する。

定期券の区間変更はできません。新しい区間の定期券をお求めいただき、古い区間の定期券は払いもどしをいたします。この場合の払いもどし額は、発売額からすでにお使いになった旬数(10日を1旬とし、1旬に満たない日のは数は1旬とします)に定期運賃の日割額を10倍した額を乗じた額と手数料210円を差し引いた残額です。

払戻額=定期券発売額-(使用した旬数×定期運賃の日割額×10)-手数料210円

通常の払戻金額は払戻額=定期券発売額-使用済月数分の定期運賃-手数料210円で計算されるので、1ヶ月単位でなく10日単位で返金されることと、すでに使用済みの金額がより割引率が低い短期間の定期券ベースで計算されるのではなく元の割引率のまま計算されることで、結構金額が違ってくる。ぼくの場合は3ヶ月定期52970円を50日使用で返金しようとしたが、通常の払い戻しが15600円のところ、この区間変更の優遇処置だと23332円戻ってくる計算になる。差額は7732円だ。

とここまでは検索すればすぐわかることだが、ぼくがネット検索で見つけられなかったこととして、この優遇処置を受けるためには、払い戻しと新しい区間の定期の購入を同時に行う必要がある。すなわち、払い戻しの前とか後に自動券売機で定期を購入してはだめで、ちょっと面倒だが、新規定期券の申し込み用紙に記入して窓口に差し出し、同時に旧区間の定期を払い戻す旨申告する必要があるということだ。

大事なことなのでもう一度繰り返す。払い戻しと購入は同時に