THE SHAMPOO HAT『ゴスペルトレイン』

作、演出:赤堀雅秋/シアタートップス/指3200円/2004-12-10 19:30/★★

出演:赤堀雅秋、野中孝光、日比大介、児玉貴志、多門優、滝沢恵、岩堀美紀、黒田大輔

病院の屋上。院長の息子兄弟が患者向けに売春宿を営んでいる横で、妻に原因不明の自殺をされた医師が晴れの日が続くのが妻の呪いではないかと思っていて、雨乞いの儀式をしていたりする。これもまた閉塞的な状況だが、場面が屋外に設定されているためかいつもより明るめだ。

赤堀雅秋という人の作品は、閉塞的な状況があってそれが最後に開かれるというパターンのものが多いが(というかほとんどだ)、この作品でもそのパターンがいつもより見事に決まっていた。ところが決まり過ぎとでもいうか、伏線のはりかたが透けてみえてしまった。もう少しわかりにくい芝居をつくってほしいというのは、贅沢な願いかもしれないが・・・・・・。