連日のポール・エリュアール。今日はプーランクが歌曲にしている詩を訳してみた。短くてつかみどころがない曲だけど、詩がいい。単純な恋の歌であるよ...
久しぶりにフランス語からの翻訳。nageur をどう訳すかで迷った。「泳ぐ人」だと不自然な言葉だし、カタカナで「スイマー」というのも異物感があ...
後半生作曲から手を引いてしまった作曲家というとロッシーニが有名だけど、チャールズ・アイヴズもまた1926年以降1954年に亡くなるまで作曲し...
世界の終わりについての宇宙物理学的な詩。火=欲望=経験、氷=憎しみ=知識という対比がおもしろい。 世界は火の中で終わるという人がいる 氷の中で終...
2014年から2015年へかけての往くことと留まることの間で訳してみた。新年の挨拶に代えて。 往くことと留まることの間で 昼間は足踏みする その透...
横浜で開かれた現代音楽のコンサートで歌われた詩を訳してみた。 これはわたしから世の中への手紙です 世の中の人たちはわたしに手紙をくれたことはない...
twitterのTLにある詩の一部が引用されていて、いいなあと思い検索してみたら、なんと訳したばかりのエリザベス・ビショップの詩だった。 何か...
女の子が歯医者の待合室で離人症的な不思議な体験をする話。気軽に訳しはじめてみたが、細部の訳し方が難しくて頓挫しそうになった。でも、これは訳し...
このサイトの目下暫定の副タイトル “sad songs for sad nights” には特に意味なんてないんだけど、まあ人はなぜか悲しい歌をききたくなるよね。特に夜に。それが楽しい夜...
たまに、ストーリーがある短編小説みたいな詩を訳してみた。 うちでは金魚を飼っていた 金魚たちはぐるぐる金魚鉢の中をまわっていた 台のテーブルのそば...
リチャード・ブローディガンの詩はこういう俳句みたいに短いものが多い。逆に訳すのが難しい……。 一応、『翻訳教室』に書いてあったことを意識して訳...
もうひとつ続いてカミングス。言葉の使い方がほんとうに美しいとしかいいようがないので、以前から挑戦しようと思っていた。恋愛をテーマにした詩とい...
せっかくの連休なので久々に翻訳をしてみた。夏になる前に海をみたくなった。 マギーとミリーとモリーとメイは ある日浜遊びに出かけた マギーは歌う貝を...
雪にちなんで、今日もまたロバート・フロストの雪に関する詩を訳しておこう。 それが誰の森なのか知っている気がした 彼の家は村の中にあるので 雪に覆わ...
雪に関する、ある小さな救済をうたった詩だけど、それを訳すことで、雪の日を無為に過ごしてしまったぼくも救われようと思った。 カラスが ツガの木から...
“November” で検索してヒットした詩。こういうネガティブな怒りは確かにぼくの中にもあるものだが、この詩の書き手のようにそれを強さにかえることはぼくにはで...
“summer” というキーワードで検索してヒットした作品。 ぼくは壁に沿って丘をくだっていた 門の向こうを見ようとのびをして ふりかえったときあなたをはじめて見...
久々に翻訳。 希望は羽のあるいきもの こころの止まり木にとまり 言葉のない歌を歌い 歌声がやむことはない 甘い声は強風の中でもきこえる 嵐は苛酷なのだろ...
フォーレ、ドビュッシー、プーランクなどフランス歌曲ファンなので、ここらでなにかひとつ歌詞を訳してみようと物色して、最初に試したのが Paul Verlaine の 《I...
ぼくも小石になりたい! 原文: http://www.bartleby.com/113/2033.html 小石はなんて幸せなんだろう 道をひとりでぶらついて キャリアなんて気にしない 緊急事態も怖れずに たった今世界がまとう...